
鹿島アントラーズ在籍歴のあるDF常本佳吾は、2024/25シーズン限りでスイス1部セルヴェットFCを退団する模様。すでに鹿島復帰、浦和レッズ、ヴィッセル神戸からの関心が取りざたされているが、欧州他クラブへ移籍する可能性も報じられている。
常本の去就を巡っては、スイス『maroons』が2025年4月下旬の時点で「彼のもとには、すでにオファーが届いている」と報道。5月には、選手本人がクラブ幹部に2024/25シーズン限りでの退団を申し入れた可能性が報じられている。
また、『maroons』は6月6日に「欧州移籍を断念したという噂が広まっている」とした上で、「代理人に母国への復帰を希望している」と鹿島復帰の可能性をリポート。浦和や神戸も移籍先候補に挙げていたが、日本国内の移籍情報を扱うXアカウントも同様の情報を発信している。
そんななか、スイスメディア『Les Enfants du Servette』は6月13日に「トルコ1部トラブゾンスポルは、常本の獲得オファーを準備している」と報道。オファーの内容や交渉の有無などには触れていないが、欧州移籍の可能性は依然として残っていると考えられる。
トラブゾンスポルは2021/22シーズンにトルコ1部リーグを制覇。2024/25シーズンは7位という結果に終わっている。また、2025年1月には日本代表DF高井幸大(川崎フロンターレ)を獲得する可能性が報じられたが、実現には至っていない。
なお、常本はセルヴェットFCとの契約を2026年6月まで残しているだけに、スイス国外クラブへ完全移籍するとなれば、古巣の鹿島にくわえて、下部組織時代を過ごしていた横浜F・マリノスに連帯貢献金が支払われる可能性も。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、鹿島の受け取る連帯貢献金は移籍金の1%であり、横浜FMは3%を受け取る見込みだという。