マテウス・サヴィオ 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオは、6月18日開催のFIFAクラブワールドカップ・グループステージ初戦(対リーベル・プレート)でスタメン出場。試合前、自身の現状や去就について語っている。

 ブラジル『terra』が伝えたところによると、2025年3月に第2子が誕生したサヴィオは、試合前の会見で「自分の子供たちにとってお手本となる姿を見せたいし、子供たちは誇りに思ってほしい。そうしたことは、ピッチでの姿にも現れている」とコメント。私生活での充実がサッカーに対するモチベーションアップの要因のひとつになっていることを明かしたほか、「クラブW杯は僕個人とクラブの価値を世界に示す絶好のチャンスだ」と同大会への意気込みも語っている。

 柏レイソル時代も含めて、日本で7シーズン過ごしているサヴィオ。浦和でも移籍1年目から主力選手として活躍しているが、母国復帰の可能性など自身の去就を問われると、「今は自分自身のキャリアのピークを迎えていると感じている。(2024シーズン終了後に)移籍したばかりだし、浦和で達成したい目標がある」と語った一方で、「今すぐ復帰することは考えていないけど、将来的な可能性は否定できないね」とコメントしている。

 ブラジル復帰の可能性を巡っては、サヴィオ本人が2025年5月にブラジルメディア『ランセ』のインタビューでも、「もし(ブラジル国内クラブからのオファーが)良いプロジェクトであり、誰にとっても良いことなら、戻らない理由はない」と同様のコメントを残している。浦和と複数年契約を結んでいるとみられるだけに、2025年夏に退団する可能性は極めて低いと考えられる。

 現在28歳のサヴィオは、2019年7月から約5年半にわたり柏でプレー。2024シーズンにJ1リーグ戦で9ゴールを挙げると、同シーズン終了後に浦和へ完全移籍している。副キャプテンを任せられ、すでにチーム内で信頼を勝ち取っているだけに、多くのファン・サポーターが同選手のさらなる活躍や浦和での長期にわたるプレーを期待しているはずだ。