③ メンダコ(面蛸)

dennsetu-ikimono

深海に住むユニークなタコの仲間。

体が丸っこく、ヒレのような耳をパタパタと動かして泳ぐ姿がとても可愛らしく、人気急上昇中の生き物です。

大きさはおよそ20cm 【駿河湾産の最大個体は 約30 cm】前後とコンパクト。

名前の通り、顔のような模様があり、見た目のインパクトは抜群。

日本では駿河湾や相模湾などで発見例があり、水族館でも展示されることがありますが、水圧・温度管理の難しさにより飼育は困難とされています。

SNSなどでも動画がバズりやすく、“深海のアイドル”的存在となっています。

④ シーラカンス

dennsetu-ikimono

"生きた化石"として有名なシーラカンス。恐竜時代から姿をほとんど変えずに生き延びてきたと言われています。

長らく絶滅したと考えられていましたが、1938年に南アフリカで再発見され、世界中を驚かせました。

インドネシアやアフリカ沖の深海に生息しており、日本国内では和歌山県の串本海中公園や国立科学博物館などで標本を目にすることができます。

魚でありながら関節のように動くヒレを持ち、泳ぐ姿はまるで四肢で歩いているかのようです。

その特異な特徴から、進化の謎を解く重要な手がかりとされています。

⑤ オオグソクムシ

dennsetu-ikimono

ダンゴムシを巨大化させたような見た目のオオグソクムシ。

体長は最大で国内記録は約50 cm(鳥羽水族館で量定、2018年)。ほどになり、深海に生息しています。暗い海底で死骸を食べる“スカベンジャー”として知られています。

その見た目のインパクトと、どこか憎めない無表情から、近年ではキャラクター化されるほどの人気に。

三重県の鳥羽水族館や、静岡県の沼津港深海水族館などで実際に生きている個体を見ることができます。

見た目は少しグロテスクでも、「かわいい」と評されることも多く、グッズやぬいぐるみも多数展開されています。