日差しが強くなってくると気になる洗濯物の色あせ。黒が色あせするイメージだが、じつは黒以外にも気をつけたい色が…。

生活トラブル解決の「レスキューラボ」が公式サイトで、洗濯物の色あせについて解説している。

■天気のいい日の外干しで…

天気のいい日に洗濯物を外干しすると、すぐに乾いて殺菌もできて気分がいいが、日差しの強い時期に気になるのが色あせ。

Xでも「太陽に当てるとあっという間に色あせ」「色あせは普段着でさえも悲しい」「日除けになるのがないから、夏場の外干し用になにかしなくちゃいけないの面倒…色物の色があせるんだよね」「日光に当てて洗濯物干すと、殺菌や消臭の効果あると思うんですけど、色あせや生地の傷みもあって、服の寿命とトレードオフの関係にあるような気もする」といった声がみられる。

【色あせた「黒」を復活させるにはコレ】

■9月ごろまでとくに注意

レスキューラボによると、洗濯物が色あせする原因は、日光の紫外線。紫外線が化学反応を起こして、衣類の成分を分解することで色あせてしまう。とくに紫外線が強くなる4月ごろから9月ごろは注意が必要とのこと。

さらに、一度にたくさん洗濯しようとして衣類を洗濯機に詰め込むと、洗濯物同士がこすれ合って生地が傷み、色あせの原因にも。洗濯物の量は、容量の8割が目安になるという。

■黒以外にも、避けるべき「色」が…

また、Xでも「黒い服の色あせをどうにかしたい」「黒い服の色あせ問題…どうしたら良いのやら」「天日干ししたいですが、日差しが強過ぎて服が劣化しちゃうのが悩みですね(黒い服だと色褪せます)」といった投稿がみられるように、色あせしやすい色といえば「黒」というイメージがある。

同社によると、濃い色の服はあせやすく、黒以外にもとくに「赤」「青」は「色が抜けやすいといわれています」とも。赤色や青色の服も、「できるだけ直射日光を避けて干すのがおすすめです」と呼びかける。

素材では「綿」「麻」「シルク」などの素材が色落ちしやすいため注意が必要とのことだ。

■色あせしにくい方法

洗濯物を外干しする際には、「裏返して干す」と表面の色あせを防げる。

直接日が当たらないよう日陰に干すのも効果的。どうしてもベランダに日が当たる人は、簡易的な日よけをつけるとよい。

夜に洗濯物を干すことや、蛍光増白剤を使っていない、色落ちしにくい中性洗剤を使用することなども対策になるようだ。洗濯機を回す際に少量の酢や塩を入れると、繊維に色を定着させる効果があるともいわれているが、完全に色落ちは防げないため、同社では「気休め程度に使用してみてもいいかもしれません」としている。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ