16日は各地で気温が上がり、東京都心でも30℃の真夏日を観測。
暑い日に便利なのが携帯型扇風機(ハンディファン)だが、それでも追いつかないときに、一気に涼しさを増す方法も。警視庁警備部災害対策課の過去の投稿から紹介したい。
■今年最速ペースの真夏日
きょう16日は東京都心でも朝からかなり気温が上昇。午前10時25分には30℃に達し、今年最速となるハイペースでの真夏日となった。
Xでも「本日よりハンディファンはじめました」「日傘とハンディファンは必須!」「ハンディファン片手に常備しないと生きていけない」といった声が。
しかし、なかには「ハンディファン回してるけど追いつかない」「ハンディファンだけじゃどうにもならん」という人もみられた。
■併用すると「効果的」
このハンディファンの使い方について、警視庁警備部災害対策課では「夏の街でよく見る携帯型扇風機。気軽に外で使える反面、使い方に注意しないと熱中症を招く恐れが」と注意喚起。
理由について「人は汗が蒸発する際の気化熱で体温調整していますが、熱い外気の風を当て続けていると、汗が熱を調節する前に乾いてしまい、体温が下げられなくなってしまうとのこと」と説明する。
ハンディファンなどを販売するオウルテックの公式サイトでも、「身体が体温を下げるために汗をかこうとするため、温風を長時間当て続けると脱水症状を引き起こしたり、熱中症を引き起こしたりするリスクが高まります」との記載があった。
そのため、対策するには「あるもの」と併用するのがおすすめなんだとか。
■効率よく体を冷ます
濡れタオルを首に巻き、ハンディファンで首元に風を送ると、タオルの水分が蒸発し、汗の代わりに身体の熱を奪って体温を下げられる。首には太い頸動脈があるため、効率よく体を冷ますことにつながるとのこと。
また、アトマイザーやスプレーボトルなどで水を持ち歩き、少し肌に吹き付けてから風を送ったり、ボディシートで首や腕を拭いてから風を当てる、といった方法も爽快感を得られるようだ。
ただしハンディファンの内部に水滴が入るとショートする危険性があるため、濡らさないように注意が必要だ。