6月15日の「父の日」にちなみ、読売ジャイアンツは「#父とジャイアンツ」というハッシュタグを用いた広告を発信。
しかし、その内容に対して「時代錯誤では」「これで野球が嫌いになった」など、辛辣な意見が寄せられている。
■父とジャイアンツの思い出がたくさん
15日、「読売巨人軍(ジャイアンツ)」Xアカウントは、本文に「今日は、父の日。あなたのお父さんとジャイアンツの思い出はありますか」と綴った複数のポストを投稿。
ポストにはそれぞれ、球場で幼い我が子に肩車をして「パパも昔、パパと来たんだぞ」と語りかける父や、立ち上がって喜ぶ父を見て「一番はしゃいでたのは、父でした」と驚く息子など、思わず「あるある」と言いたくなるような、微笑ましいイラストが添えられている。
これらのポストにはハッシュタグ「父とジャイアンツ」が使用されており、父親とジャイアンツにまつわる思い出が多数投稿されていた。
■「父のキゲンは、巨人が決めている」
いずれの広告も概ね好評で、ユーザーからは父との思い出が多数寄せられている。しかし、その内のひとつが大いに物議を醸す結果となったのだ。
その内容は「父のキゲンは、巨人が決めている」というもので、イラストではテレビ前のソファに腰掛け、ガッツポーズを決める父親が描かれている。

表情から見るに、ジャイアンツが勝っているようだが…これがもし反対であったら、「父のキゲン」はどのように変わってしまうのだろうか。
■「時代錯誤では」と疑問の声
こちらのフレーズに対し、Xユーザーからは「ジャイアンツが負けると暴れて不機嫌になって、子供にとっては本気で危険を感じるシャレにならない大迷惑でした」「他界した父がこれでした。子供に手を出すことはありませんでしたが物に当たるので、弟共々負けた日は近くにいないようにしていました」といった具合に、苦い思い出が多数寄せられていた。
さらには、「今の時代にこの内容は、さすがに時代錯誤では」「このせいで、野球そのものが嫌いになりました」など、否定的な声が上がる結果となっていたのだ。
「昭和の思い出」を甦らせる際には、「令和の価値観」というフィルターに通すのが最重要と言えるだろう。
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(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)