16日も各地で朝から気温が上昇し、かなりの暑さになる見込みとなるなか、Xではこの時期恒例の「弱冷房車」をめぐる“論争”が巻き起こっている。
■「弱冷房車」で論争
南から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、沖縄や九州から東海、北陸、関東にかけて広い範囲で30℃以上の予想となっており、近畿や中国、四国では35℃以上の真夏日になるところも。午前10時の時点で、西日本を中心に早くも30℃を超える地点もみられている。
そんななか、Xでは、電車の「弱冷房車」に言及する投稿が急増。弱冷房車をめぐっては、暑い時期になると毎年のように賛否が巻き起こっており、今年も「弱冷房車」がトレンド入りする事態に。
■「やめてくれ」「これ以上脱げない」悲鳴
“反対派”からは「私たちが求めているのは超強力冷房車であって弱冷房車ではない」「弱冷房車ってなに? 『強』かせいぜい普通に効くようにしてくれよ」「たのむ…弱冷房車やめてくれ」「満員電車の弱冷房車はきついものがある」「電車も弱冷房車乗れない。むしろ強冷房車つくってください」「弱冷房車 私の最も嫌いな言葉です」と悲鳴が。
さらに「寒いなら着ればいいだけで、暑くても脱ぐには限界がある以上『暑い』って言ってる人に合わせるべきじゃない?」「寒い方が着ろよ、それで終わり。暑い方はもうこれ以上脱げないんだ(笑)」といった意見もみられる。
■「必要だからある」「寒い!」の声
その一方で、“賛成派”からは「弱冷房車は必要だからあるんだよ」「普通の電車寒いんだもんよ」「弱冷房車なんて1両しかないんだからそこに乗らなきゃ良いだけの話」「弱冷房車で寒いなら着ればいいっていうけど、着ても寒い!」といった声もみられる。
「私は真夏でも上着絶対持ち歩くくらい寒がりなので弱冷房車は学生の時からお世話になってます」「エアコンでガチガチに冷えた建物から湿度クソ高い屋外移動でガチガチに冷えた電車に乗るのは身体の負担ハンパないもの」とのコメントもみられた。
■1984年に導入
また、「弱冷房車作るなら強冷房車も作れって言う人、そんなもん作ったらそこに人が殺到して、うっかり弱冷房車に乗るより酷い熱気地獄が待ち受けてるとか想像しないんだろうか」「全方位の要望に際限なく答えていったらなんもできんくなるんよな…」という人もみられた。
ちなみに弱冷房車は、冷え性の人が多い女性客を中心に「冷房が効きすぎて寒い」との要望が寄せられたことから、1984年に大阪に本社のある京阪電車が導入。これが他社にも拡大し、全国の多くの路線で設定されている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)