やるべきことは分かっているし、タスク管理もしている。それでもなぜか一日が終わる頃には「今日もあまり進まなかったな」という疲労感だけが残る…。そんな感覚に心当たりがある人もいるのではないでしょうか。仕事が終わらない原因は、単に時間が足りないのではなく、考え方や思考の使い方に潜んでいることが多いです。

そこでSirabee取材班は、「なぜか仕事が終わらない…」から脱却するコツを聞いてみました。

■結果に直結しているかを考える

「今の行動は自分の望む結果に直結しているか、という考えは仕事をするうえで大切。もちろん、あとから思い返せば『無駄だったな…』って反省することもあると思う。

けど、メールの返信に1時間もかけるとか、ながら勉強で結局頭に入っていないとか、そういうのは無駄だから極力しない方がいいよね」(30代・女性)

■完璧よりもまずは完了を優先

「完璧を求めるとキリがない。まずは完璧よりも完了させることを優先させた方が周りに迷惑をかけないし、タスクを抱え込まなくて済む。

特に怠けてないのに『ちゃんと頑張っているのに全然終わらない』『なんかずーっと忙しい…』って一向に終わらない場合、大抵細部までこだわりすぎだったりする」(20代・女性)

■メリハリをつける

「何時間もぶっ続けでダラダラ仕事をするんじゃなく、ちゃんと定期的に休憩をはさんで仕事をした方が案外早く終わったりしない? メリハリをつけないと変に時間かかっちゃって逆に効率悪いかも。

真面目すぎて休憩下手な人もいるけど、仕事のためにも休憩は普通に取っていいと思うよ」(30代・女性)

「なぜか仕事が終わらない…」という現象は、決して能力の問題ではなく、思考の設計ミスであることが多いです。“なんとなく”ではなく先を見据えて行動すること、完璧を目指すよりも完了を意識すること、そしてメリハリをつけること。これらの小さな思考の転換が仕事全体の流れに大きな変化をもたらします。

働き方を変えるのは、まずは“考え方”から。思考をリセットすることは、明日をもっと軽やかにする一歩になるはずです。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳