野球評論家の岩本勉氏が16日、自身のYouTubeチャンネルを更新。15日、中日ドラゴンズに金銭トレードで移籍した元埼玉西武ライオンズ・佐藤龍世について言及した。

■今年はイースタン首位打者

佐藤は強打の内野手として2018年のドラフト7位でライオンズ入り。

その後、北海道日本ハムファイターズに移籍し、再びトレードでライオンズに戻ってきた2024年シーズンは93試合出場で打率.244、7本塁打、34打点とキャリアハイを記録。今年は開幕前に寝坊で飛行機に乗り遅れるという大失態を犯し、1軍出場はなかったものの2軍で.324を打ちイースタン・リーグの首位打者だった。

■佐藤龍世と井上一樹監督

そんな佐藤の過去を振り返りながら、「さとりゅーにとってはラッキーやでぇ! 出されたんじゃないよ、金銭でも取りたいくらい(ドラゴンズに)求められてんねんでぇ」と私見を明かした岩本氏。

「佐藤龍世、野球ヤンチャボーイ。28歳でまだまだ脂が乗ってる選手や。ヤンチャを扱わせるなら(中日の)井上一樹監督。得意やんか、本人がヤンチャやから…なんてね」と、監督との相性の良さを強調する。

■選手の素行問題に言及

2020年には道交法違反で謹慎処分を受けメディアを騒がせたこともあった佐藤。

選手の素行について厳格なプロ野球界を振り返り、「監督が『アイツはアカン』となったら、なかなか信頼を取り戻すのは難しい。信用をつけるのはものすごい時間がかかるけど、失うのは一瞬っていうやん」と岩本氏は言及。

その上で「でも愛のムチやったんやで。監督からすると。寝坊でキャンプに遅れたとなれば、後輩たちに示しがつかない、チームが乱れる、風紀が乱れる」と付け加えた。

■「優しいコメント」と反響

今回の金銭トレードは右の代打、勝負強いバッターとして中日側が欲しがったと岩本氏は分析。

「もう野球以外のヤンチャはいらんで。野球のヤンチャはなんぼでもいいけど。さとりゅーのセンスは抜群だから」「目覚まし時計10個くらいかけてセントラル・リーグで大暴れしてくれよ!」とコメントしていた。

熱いエールを送った岩本氏に、ファンからは「龍世に優しいコメント」「新天地で改める所は改めてプレーで示して欲しい!」と反響が上がっている。

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(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤