ラドミル・ミロサヴリェヴィッチ 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズからセルビア1部FKラドニチュキ・ニシュへ期限付き移籍していたMFラドミル・ミロサヴリェヴィッチが、完全移籍移行により、ラドニチュキ・ニシュと複数年契約を結んだという。

 現在32歳のミロサヴリェヴィッチは、セルビア1部FKムラドスト・ルチャニ、スイス1部ルガーノなどを経て、2024年3月にFKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドから鹿島へ完全移籍。左外側ハムストリング筋損傷による戦線離脱もあり、J1リーグ戦10試合の出場にとどまると、2025年1月にラドニチュキ・ニシュへ期限付き移籍。期限付き移籍期間は2025年6月までとなっている。

 そのラドニチュキ・ニシュでは、セルビア1部リーグ戦15試合の出場で1ゴールをマーク。3月以降は公式戦ほぼ全試合でスタメン出場と、中盤センターでレギュラーに定着すると、2部降格プレーオフでも2試合ともにフル出場。チームを1部残留に導いた。

 母国復帰で完全復活を遂げたミロサヴリェヴィッチの去就を巡っては、現地メディア『Mozzart sport』が15日に完全移籍移行の可能性を報道。これによると、ラドニチュキ・ニシュは鹿島側に完全獲得の意向を伝え、鹿島から返答が届いていないという。

 ただ、ラドニチュキ・ニシュは16日、公式インスタグラムアカウントでミロサヴリェヴィッチの完全獲得を公式発表。新たに2027年夏までの2年契約を結んだことを明らかにしているが、鹿島は17日10時の時点で同選手の去就についてアナウンスしていない状況だ。