松木玖生 写真:Getty Images

 FC東京から海外挑戦を果たしたU23日本代表MF松木玖生は先日、トルコ1部ギョズテペSKを期限付き移籍満了により退団し、一旦サウサンプトンへ復帰。日本代表DF菅原由勢とともにサウサンプトンのプレシーズントレーニングに参加するとみられるが、ここに来てブンデスリーガ所属ボルシア・メンヒェングラートバッハ移籍の可能性が報じられている。

 松木の去就を巡っては、ギョズテペSK退団が正式決定した6月13日に、日本人選手の去就に詳しいジャーナリストのダニーロ氏がサウサンプトン退団の可能性を報道。2025年3月の時点でホッフェンハイム、アウクスブルクからのコンタクトが報じられていたが、同氏は「複数のブンデスリーガ所属クラブが彼に関心を寄せている」と伝えている。

 すると、トルコメディア『VTR Spor』の関係者も16日にブンデスリーガ方面からの関心をリポート。これによると、松木の移籍先有力候補は日本代表DF板倉滉、FW福田師王ら擁するボルシアMGだというが、当該関係者はホッフェンハイム、アウクスブルクも移籍先候補に挙げている。

 現在22歳の松木は、2024年夏にFC東京からサウサンプトンへ完全移籍。イギリスの労働許可証の関係で、サウサンプトンからギョズテペSKへ期限付き移籍すると、2024/25シーズンはトルコ1部リーグ戦28試合の出場で2ゴール4アシストと結果を残した。

 青森山田高校時代の2022年1月、FC東京の新体制発表会で同年代のMFジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)を気になる選手に挙げていた松木。欧州トップレベルでのプレーを望んでいるだけに、ブンデスリーガ所属クラブから正式オファーが届けば、移籍を決断する可能性は十分考えられる。ドイツでムシアラとの直接対決が実現するかもしれない。