
タイ1部ムアントン・ユナイテッド所属の3選手が、パートナーシップ提携先である浦和レッズのトレーニングに参加する模様。同国代表MFエカニット・パンヤ(現愛媛FC)のように、トレーニング参加から正式契約を勝ち取る可能性も考えられるところだ。
タイメディア『ボールタイ』が6月16日に伝えたところによると、タイ代表MFカカナ・カミョク、DFソンウット・クライクルアン、FWプラチェートが2025年夏に浦和のトレーニングに参加するとのこと。ムアントンが浦和への派遣に向けて調整を行っているが、記事では「浦和は現在、アメリカ開催のFIFAクラブワールドカップに参戦しているため忙しく、トレーニングのスケジュールは再度調整されることになった」と綴られている。
現在23歳のソンウットは、身長188cmで右利きのセンターバック。2019年にムアントンU18へ加入すると、トップチーム昇格後も期限付き移籍を繰り返していたが、2022年以降はムアントンのトップチームでプレー。2024/25シーズンはタイ1部リーグ戦11試合の先発出場にとどまっている。
20歳ながらもA代表招集歴のあるカカナは、身長177cmで右利きの攻撃的ミッドフィルダー。2023年1月にアサンプション・ユナイテッドからムアントンへ移籍し、2024/25シーズンはタイ1部リーグ戦28試合の出場で8ゴール1アシストを挙げた。
24歳のプラチェートは、身長172cmで左利きのウインガー。2020年にムアントンでトップチーム昇格を果たすと、タイ国内クラブへの期限付き移籍を経て、2021年5月末に復帰。2024/25シーズンはタイ1部リーグ戦17試合の出場で1ゴール4アシストをマークしているが、レギュラー定着には至っていない。
2023年夏にもパンヤ、MFジャルンサック・ウォンコーン(現セレッソ大阪)ら3選手を浦和のトレーニングに派遣したムアントン。日本で通用するだけのパフォーマンスを発揮できれば、浦和への移籍が実現するかもしれない。