
鹿島アントラーズ在籍歴のあるMFディエゴ・ピトゥカには、Jリーグ移籍が噂されている。ブラジル1部サントスでブラジル代表FWネイマールやMFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)らとチームメイトだが、サントスの構想から外れた可能性があるという。
ピトゥカの去就を巡っては、2025年3月の時点でJリーグクラブからの問い合わせがあった報じられるなど、日本行きの可能性が。また『UOL』が5月末に報じたところによると、アトレチコ・ミネイロ、ECバイーア、フォルタレーザ、サンパウロなどブラジル国内複数クラブが関心を寄せているものの、選手サイドはサントス残留を熱望。Jリーグクラブから好条件のオファーが届いた場合、Jリーグ移籍を検討するとのことだ。
さらにブラジル『Bola Vip』が6月2日に伝えたところによると、Jリーグクラブがピトゥカの獲得に向けて、移籍金800万レアル(約2億2,000万円)のオファーをサントスに提示したという。
ピトゥカの周囲が騒がしい中、ブラジル『ge』は6月16日、サントス所属選手の去就を特集。2024シーズンと異なり、控え要員に甘んじているピトゥカについて「彼は最近、日本国内クラブからオファーを受けたが、移籍をためらっている。サントス残留への思いが強いからだ」とクラブ愛を伝えた。
ただ一方で、同メディアは「サントスはピトゥカを放出候補に含めた可能性がある」とリポート。2021年の鹿島移籍時と同じく、サントスから移籍を促される可能性も考えられる。
現在32歳のピトゥカは2021年から鹿島でプレーし、2023シーズン終了後にサントスへ復帰。2024シーズンはブラジル2部リーグ戦36試合の出場で4ゴール3アシストと、ファビオ・カリーレ元監督のもと中心選手として1部昇格に大きく貢献した。