
横浜F・マリノスからヴィッセル神戸へ完全移籍したDF永戸勝也は、6月15日に行われた明治安田J1リーグ第20節の名古屋グランパス戦でスタメン出場。コーナーキックからFW宮代大聖の追加点を演出するなど、好プレーを披露した一方、試合後のコメントが話題を呼んでいる。
神戸の公式サイトによると、永戸は移籍後即スタメンに「そんなに不安はなかった」と語ると、「時間を作って、マンツーマンでミーティングをすぐにしてくれた」と理由も説明。「信頼できる味方がいるので、自分に集中してプレーするだけだなと思っていた」と語っている。
この「信頼できる味方がいる」というコメントを受けて、ネット上では横浜FM時代と比較する声が上がっているほか、横浜FM時代に信頼できる味方がいなかったと解釈した一部のファンから否定的な意見も沸き起こっている。
しかし、神戸にはMF扇原貴宏をはじめ横浜FMでプレーしていた選手が在籍。それだけに、永戸にとってある程度馴染みやすい環境だった可能性が考えられる。また、本人に横浜FMと神戸のチームメイトについて比較する意図は無かったと考えられるだけに、横浜FM時代に信頼できる味方がいなかったという解釈が不適切という見方も広まっている。
現在30歳の永戸は、ベガルタ仙台、鹿島アントラーズを経て、2022年から横浜FMでプレー。加入1年目からレギュラーに定着し、J1優勝に大きく貢献していたが、2024シーズンはJ1リーグ戦で19試合の出場に。2025シーズンは再び左サイドバックのレギュラーとして、ここまでリーグ戦15試合でスタメン出場していた。新天地の神戸でも主力選手としての活躍が期待される。