浦和レッズ 写真:Getty Images

 拡大された新フォーマットで開催されている2025FIFAクラブワールドカップ。グループEでは、6月18日早朝4時に南米の強豪アルゼンチン1部のリーベル・プレートと日本代表として出場するJ1の浦和レッズが初対戦する。クラブW杯での実績を持つ両クラブによる注目の一戦となる。

 この対戦カードについて、データ分析会社Optaのスーパーコンピューターはリーベルの勝利確率を56.5%、浦和を21.2%と算出した。引き分けは22.3%で、浦和のグループ突破の確率は18.4%にとどまった。対照的に、同組のセリエAのインテルが94.5%、メキシコ1部のモンテレイが37.5%の突破率とされており、浦和にとっては厳しい見通しが予想された。

 リーベルは旧フォーマットのクラブW杯にアルゼンチン勢最多となる2回出場した経験があり、日本勢最多出場の浦和(3回)と並ぶ存在だ。リーベルはこれまでに旧大会で日本勢(J1)と2度対戦し、いずれも無失点で勝利している(2015年にサンフレッチェ広島に1-0、2018年に鹿島アントラーズに4-0)。

 また、リーベルの注目選手としては、ラ・リーガのレアル・マドリード加入が内定している17歳のMFフランコ・マスタントゥオーノが挙げられる。彼は2025年トルネオ・アペルトゥーラ(前期リーグ)で929分間の出場ながらチーム最多のシュート数52本、ゴール・アシスト各4と存在感を示している。

 対する浦和の攻撃の核となるのがMFマテウス・サビオで、2025年のJ1リーグではアシスト数(4)、チャンス創出(41)、シュート数(35)、期待アシスト(4.2)、ボックス内へのパス数(157)の全てでチームトップの成績を残している。