板倉滉 写真:Getty Images

 ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)に所属する日本代表DF板倉滉に、複数の同リーグのクラブが関心を示すと伝えられている。そんな中、板倉本人はプレミアリーグを目指していると噂されているが、獲得競争に進展があったのかもしれない。

 板倉をめぐる争奪戦で、来2025/26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得しているアイントラハト・フランクフルトがリードしているとドイツメディア『ライン・ポスト』が報じていることをUKメディアの『インサイド・フットボール』が6月15日に伝えた。同報道によれば、「板倉が最も加入する可能性が高いのはフランクフルト」だという。

 ただし、フランクフルトが板倉獲得のためには、まず25歳のDFトゥタの売却が前提とされている。現在、同選手にはラ・リーガのベティスやセビージャ、トルコ1部のフェネルバフチェ、プレミアリーグのクリスタル・パレスが関心を示しており、フランクフルトは移籍金1500万ユーロ(約24億4,708万円)を見込んでいるようだ。

 一方、板倉の契約には1000万〜1200万ユーロ( 約16億5,936万~約19億6000万円)の契約解除条項が設定されているが、トゥタの移籍金1500万ユーロでその金額をまかなうことができると予測されている。

 なお、ボルシアMGは3年前に板倉をプレミアリーグのマンチェスター・シティから500万ユーロ(約8億3,233万円)で獲得している。

 フランクフルトには過去に複数の日本人選手が在籍した歴史があり、日本との縁が深いクラブとしても知られている。そんなフランクフルトで40歳まで現役を続け、現在はユースコーチとして指導にあたる元日本代表キャプテンの長谷部誠は、現在日本代表のコーチも務めており、クラブと日本サッカーの架け橋となっている。