
明治安田J3リーグ第16節のFC琉球対松本山雅FCが6月14日、FC琉球のホームである沖縄県総合運動公園陸上競技場で開催。松本が3-0で勝利したが、試合中に一部の観客がピッチに入り、試合が中断している。
FC琉球が62分に交代カードを3枚切った直後、FC琉球のユニフォームを身につけた観客1名がピッチに乱入。メインスタンド側からひとりの警備員が追いかける中、主審がホイッスルを鳴らしてプレーを止めている。
当該観客は出場選手に絡むことなく、バックスタンド方面へ向かい、コーナーフラッグ付近から陸上トラックに侵入。近くにいたボールボーイにも絡まず、バックスタンド側にいた警備員の目の前を横切った。
この観客の乱入シーンは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継カメラが捉えているが、バックスタンドにいた警備員は当該観客を身体で抑えず。試合はおよそ1分間にわたり中断し、主審は観客の様子を確認した上で試合を再開している。
また、XではDAZNの中継映像から乱入シーンを切り抜いた動画が拡散。一部観客の行為への批判、クラブからの処分を求める声が上がっているほか、身体で取り押さえるべきだとして、バックスタンドにいた警備員の対応を問題視する意見も相次いでいる。
なお、FC琉球の公式サイトではJリーグ共通の観戦マナーが記載されているが、これによると、フィールド(ピッチ)への侵入は試合運営の妨げになるとして禁止されている。