
浦和レッズ所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオが、FIFAクラブワールドカップ・グループステージ初戦を前に、対戦相手であるリーベル・プレートの印象やJリーグと南米サッカーの違いについて語っている。
ブラジル『ランセ』で6月15日に掲載されたインタビュー記事によると、サヴィオはコパ・リベルタドーレス(南米選手権)の一部試合を視聴したことを明かした上で、すでにリーベル・プレートからレアル・マドリードへの移籍が決まっているアルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオノを絶賛。「彼はとても良い選手。クオリティーも高いと思うが、彼がいるからといって特別なことをするのではなく、チームとして戦うことが重要だ。彼だけでなく、他の選手も素晴らしい選手ばかりだ。チーム全体でハードワークし、集中力を高めることが大事」と、浦和の戦い方にも言及している。
また、同選手は日本サッカーの特徴を訊かれると、「Jリーグとアルゼンチンのプレースタイルは全然違う」とコメントした上で、日本と南米のプレースタイルを比較している。
「Jリーグの場合、どのスタジアムもピッチコンディションがほぼ完璧なので、よりスピーディーな試合展開が可能だ。南米では、ピッチコンディション次第で試合展開が遅くなることもある。スローダウンするとフィジカルコンタクトが増えるが、そのおかげで選手たちの技術は高い」
リーベル・プレートのみならず、インテル、モンテレイと難敵揃いのグループステージだが、サヴィオは「チームのことを第一に考えるべきだと思う。一番大切なのはチーム一丸となって戦うことだ」と、クラブW杯への意気込みを語っっている。同大会を前に、J1リーグ上位躍進の原動力となっているブラジル人MFへの期待は高まっているはずだ。