
ベルギー人DFヤン・ファン・デン・ベルフは先日、オランダ1部NACブレダからジュビロ磐田へ完全移籍。両クラブOBのアルノ・ヴァン・ズワム氏が移籍の裏側を明かしたほか、同選手にJリーグで成功するためのアドバイスを送っている。
オランダ『BN De Stem』で6月15日に掲載されたインタビュー記事によると、ヴァン・ズワム氏は2025年に磐田の公式戦を2試合観戦し、守備陣がベストではないと感じていた模様。「ファン・デン・ベルフは間違いなく磐田に付加価値をもたらす」と評したほか、「私は3月末にたまたま日本にいた。かつて磐田でチームメイトだった藤田俊哉(現磐田スポーツダイレクター)と会ったけど、彼からファン・デン・ベルフのことについて知っているか聞かれたんだ。その時、彼は夏にファン・デン・ベルフを獲得したいと言っていた」と語ったという。
2000年から03年まで磐田でプレーし、2001年にJリーグベストイレブンのタイトルを獲得したヴァン・ズワム氏だが、現役時代に自身が日本で発揮していた能力をファン・デン・ベルフも兼ね備えていると考えている模様。「僕の強みでもあったけど、ファン・デン・ベルフがチームをまとめる方法は、日本ではあまり知られていない。コーチングをしてチームをひとつにするんだ」とコメントすると、「日本人選手は四方八方にダイブしてくるから、彼はイエローカードに気をつけなければならない」と助言も忘れなかった。
現在30歳のファン・デン・ベルフは、身長188cmで左利きのセンターバック。KAAヘントやOHルーヴェンなどベルギー国内複数クラブを渡り歩いた後、2023年7月からNACブレダでプレー。2023/24シーズンにベルギー2部リーグ戦ほぼ全試合スタメン出場し、プレーオフ6試合で2ゴール2アシストを挙げるなど、クラブの1部昇格に貢献。2024/25シーズンはリーグ戦30試合の出場で2ゴール4アシスト。キャプテンとしてチームを支えていた。