イブラヒマ・コナテ 写真:Getty Images

 ラ・リーガのレアル・マドリードは今夏、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドをプレミアリーグのリバプールから獲得した。2025年6月末の契約満了を目前に控えた同選手を、マドリードはFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)2025出場の都合もあり、1,000万ポンド(約19億5,551万円)を支払って早期に加入させた。

 UKメディア『ミラー』がスペインメディア『マルカ』の報道を引用する形で6月15日に伝えたところ、マドリードはリバプールから再び契約満了が近づく選手の獲得を繰り返そうとしており、次の標的は同クラブ所属のフランス代表DFイブラヒマ・コナテとされている。

 コナテとリバプールとの契約は2026年6月末まで残っているが、現状では延長交渉には応じておらず、クラブからの契約延長オファーもすでに拒否したという。リバプール幹部はA・アーノルドの件と同様の事態を懸念しているようだ。

 マドリードはここ数年、契約満了または満了間近の選手を低コストで獲得する戦略を展開しており、2024年にはFWキリアン・エムバペをリーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)からフリーで迎えたほか、2021年にはブンデスリーガーのバイエルン・ミュンヘンからDFダビド・アラバをフリーで獲得。さらに2022年にはDFアントニオ・リュディガーもをチェルシーから移籍金なしで加入させている。

 同報道によるとコナテは2024/25シ―ズンのプレミアリーグ最終節後のインタビューで、SNS上での様々な噂を否定した上で「リバプールと僕の代理人の話し合いの中で今後が決まる」と語っている。