
横浜F・マリノスは6月15日に行われた明治安田J1リーグ第20節で、アルビレックス新潟に0-1で敗北。裏天王山で敗れたが、途中出場したMF井上健太のとあるプレーに対して新潟の一部選手が抗議している。
0-1で迎えた85分、横浜FMはDF加藤蓮が左サイドからゴール前へクロスを供給。ファーサイドから井上が走り込むも、手前でDF橋本健人がヘディングでクリアした。この際、井上はクリア直後に自身の右ひざを上げながら飛び込び、身体を橋本にぶつけている。
プレーが止まると、橋本をはじめ新潟の複数選手が主審に詰め寄り、激しい口調で抗議。「ファウル、ファウル!」という肉声がインターネット動画配信サービス『DAZN』の中継で聞き取れるが、主審は井上と橋本を呼び、二言三言コミュニケーションをとった上で試合再開。井上にイエローカードは提示されなかったが、ネット上では橋本との接触シーンを巡り、井上に対する否定的な意見が上がっている。
井上は6月11日に行われた天皇杯2回戦で、ラインメール青森所属DF佐久間駿希を手で押し倒し、直後に両手でボールを抱えようとした同選手に対して蹴りを入れたことで話題に。イエローカードを貰ったほか、解説者の林陵平氏から「これはひどいですね」「良くないものは良くない」などと、厳しい指摘を受けている。
また、井上のインスタグラムアカウントのコメント欄は天皇杯2回戦終了後に閉鎖。青森戦後とは無関係の投稿に批判の書き込みが相次いでいた。天皇杯2回戦敗退、J1最下位とチーム状況が芳しくないなか、ファン・サポーター等も井上の一部プレーに注目しているようだ。