セルビアの首都ベオグラードから車で南西へ1時間。そこには、石炭の一種である亜炭を採掘するための巨大な露天掘り鉱山「コルバラ炭鉱」が広がっている。30年以上にわたる採掘の末、その跡地にはいくつかの巨大な人工湖が生まれていた。静まり返ったその湖の水面下に、化石燃料以上の“お宝”が眠っていたとしたら…?

 最近、ネット上で再浮上した一本の映像が、UMA(未確認動物)ファンの心を鷲掴みにしている。手ブレのひどい映像だが、そこには静かな湖の水面を何度も激しく揺さぶる、巨大な生物の影がはっきりと映っていたのだ。

閉鎖された湖に潜む、ありえない巨体

 この映像を再発掘したのは、世界中の不思議な出来事を紹介するYouTubeチャンネルを運営するニール氏だ。彼によれば、元の映像は2021年頃に一度アップロードされたものの、その後チャンネルごと削除されてしまったという。

「不自然な環境で、どうやったら魚や生き物があんなに大きくなれるのか、奇妙な話だ」とニール氏は語る。そう、もしこの映像が本当にコルバラ炭鉱の湖で撮影されたものなら、大きな謎が残る。閉鎖された人工の湖に、どうやって巨大な生物が入り込み、成長することができたのか。鳥が運んできた魚の卵から孵ったのか、それとも…。

 この炭鉱は過去に環境汚染や地滑り、大規模な洪水など、数々のトラブルに見舞われてきた歴史がある。そのため、外部から何かが侵入する可能性はゼロではない。しかし、映像に映る巨体は、迷い込んできたイルカやサメなどとは明らかに違う、異様な存在感を放っている。

セルビア版ネッシー出現!?炭鉱跡の湖に潜む謎の巨大生物の正体とは・・・の画像2
(画像=画像は「Daily Star」より)