
FIFAワールドカップ北中米大会を1年後に控えるなか、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、FW伊東純也(スタッド・ランス)など日本代表選手への人気はさらに上昇。キリンチャレンジカップ2025パラグアイ戦(10月10日・パナソニックスタジアム吹田)のチケットの売れ行きも好調だが、一般発売からわずか24時間でチケットの高額転売が相次いでいる。
日本サッカー協会(JFA)は14日10時より、JFA公式サイト「チケットJFA」で価格変動制「ダイナミックプライシング」により、パラグアイ戦のチケット一般販売を開始。カテゴリー1(メインスタンド、バックスタンド下層)で大人1名あたり16,400円、カテゴリー6(ホームゴール裏等)でも6,100円という価格設定だ。
パラグアイ戦のチケット争奪戦が勃発するなか、チケット売買仲介アプリ『チケジャム』では、一般発売開始からわずか24時間で100件近くの転売が。カテゴリー1で定価のおよそ2倍にあたる32,500円で出品されたものもあるほか、前売り販売のみの対応であるエキサイティングシートが定価(25,000円)を上回る34,000円で出品されている。
日本代表戦のチケットは、「チケット不正転売禁止法」の対象となる特定興行入場券に当たる。JFAは公式サイトを通じて「購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売します。販売価格を超える金額での転売など興行主の同意のないチケットの有償譲渡は固く禁止します」と案内しているが、それでも転売行為は後を絶たない。
なお、日本代表は2025年9月に日本国外でアメリカ、メキシコと対戦。10、11月以降の国際親善試合は国内で開催されるが、アルゼンチン代表やブラジル代表といった南米強豪国とマッチメイクする可能性は報じられている。FWネイマールをはじめスター選手の来日が予想されるだけに、チケットの争奪戦が激化し、フリマアプリ等での転売行為が再び相次ぐことも想定される。