浦和レッズ 写真:Getty Images

 浦和レッズ在籍歴のあるオランダ人FWアレックス・シャルクに、2025年6月末にオランダ2部ADOデン・ハーグを契約満了により退団する可能性が浮上。現時点で同選手の去就は不透明だという。

 シャルクは2023シーズン限りで浦和を退団し、2024年1月からデン・ハーグでプレー。オランダ復帰1年目に2部リーグ17試合の出場で3ゴール2アシストを挙げると、2024/25シーズンは24試合の出場で10ゴール2アシストと、攻撃陣の中心選手として活躍。1部昇格をかけたプレーオフでも2試合ともにプレーしたが、チームは2試合合計0-3で敗れた。

 チームが1部昇格を逃したことにより、元浦和所属アタッカーの去就は流動的に。オランダ『AD』は14日に「シャルクが来季もデン・ハーグに残るかどうか不透明だ」とリポート。「両者は来週にも交渉開始」と伝えているが、残留延長に前向きだというシャルク本人は「(自分の去就は)クラブ次第だ」と語ったという。

 現在32歳のシャルクは、オランダのNACブレダなど欧州複数クラブを経て、2022年3月にスイス1部セルヴェットFCから浦和へ完全移籍。来日1年目はJ1リーグ戦12試合の出場で1ゴールという結果に終わると、2023シーズンも7試合の出場にとどまった。ただ、2023シーズン終了後の退団が正式決定した後の12月15日に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)クラブ・レオン戦での決勝ゴールは、今でも多くのサポーターの記憶に刻まれている。

 オランダでは、シャルクと同じく浦和在籍歴のあるFWブライアン・リンセンがNECナイメヘンのストライカ-として活躍。日本代表FW小川航基とポジション争いを演じていた。Jリーグ再挑戦の可能性も含めて、シャルクの去就に注意が集まる。