アンドリュー・ロバートソン 写真:Getty Images

 アトレティコ・マドリード(スペイン1部)はクラブ記録となる公式戦15連勝を達成するなど、2024年終了時にラ・リーガで首位に位置。しかし、その後は失速していき、最終的に今季も3位でフィニッシュした。

 来季に向けて左サイドバックの補強に乗り出しているアトレティコは、ミラン(イタリア1部)でプレーするフランス代表DFテオ・エルナンデスの獲得に動いていたとされる。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏はアトレティコとミランのクラブ間合意は間近に迫っていると報じられていた。

 最終的に獲得を見送ったとされるアトレティコだが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、アトレティコは左サイドバックの理想的な補強としてリバプール(イングランド1部)のスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンを上述したテオよりも高く評価しているようだ。

 2017年夏にハル・シティ(イングランド2部)からリバプールに加わったロバートソンは、豊富な運動量や正確なキック、対人守備の強さを武器にクラブのプレミアリーグ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)優勝にも貢献。今季は1アシストにとどまったが、プレミアリーグ33試合に出場していた。

 なお、リバプールはボーンマス(イングランド1部)でプレーするハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズの獲得に迫っているものの、ロバートソンを高く評価しており、放出に難色を示しているとのこと。そのため、アトレティコ側にとっては簡単なオペレーションではないとされているが、獲得に漕ぎ着けることはできるのだろうか。