ロドリ 写真:Getty Images

 ラ・リーガのレアル・マドリードは同リーグのレアル・ソシエダに所属するスペイン代表MFマルティン・ズビメンディ獲得に向けて交渉を進めていたが、クラブ内部ではすでに他の補強候補に目を向け始めているようだ。

 UKメディア『Football.london』がスペインメディア『AS』の報道を引用する形で、6月13日に伝えた報道によれば、マドリードはズビメンディとの交渉に乗り出すのが遅れたため、今後は代替選手に切り替えて対応する方針と伝えられた。

 その中でマドリードが注目しているのが、プレミアリーグのマンチェスター・シティ所属のスペイン代表MFロドリのようだ。同報道によると、2024年のバロンドールを受賞したロドリが、マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長にとって「魅力的な存在」となっており、契約が残り12か月となる来2026年夏での獲得が現実的なシナリオだと伝えている。

 一方で同報道によると、アーセナルはズビメンディに対して移籍金5500万ポンド(約107億円)を提示し、すでに口頭合意に達しているという。同選手はアーセナルを今夏に退団したMFジョルジーニョの後任として獲得される予定で、現在はメディカルチェックを残すのみとのことだ。

 ズビメンディは2024/25シーズンにおいて、ソシエダの全コンペティションで48試合に出場3955分間プレーした。さらにスペイン代表としてUEFAネーションズリーグ(UNL)にも出場している。

 FIFAの規定では、クラブおよび代表での活動終了後に選手へ3週間の連続休暇を与えるよう推奨されており、ズビメンディが現在バカンスに入っている場合、アーセナルとの正式な契約完了は6月末以降にずれ込む可能性がある。アーセナルのプレシーズンはは7月7日に開始する予定となっており、契約が急がれそうだ。