町田浩樹 写真:Getty Images

 ベルギー1部(ジュピラー・プロ・リーグ)ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)に所属する日本代表DF町田浩樹。同選手は2023/24シーズンにベルギーカップを制し、更に2024/25シーズンにはベルギー1部リーグ優勝を果たした。そして、今夏にブンデスリーガーのTSGホッフェンハイムへのステップアップ移籍を目指し、交渉に臨んでいるようだ。

 ドイツメディア『スカイスポーツ』の記者フローリアン・プレッテンベルク氏は6月13日に自身のSNSで「ホッフェンハイムと町田の間で具体的かつ前向きな交渉が継続中」と投稿し、交渉は最終段階にあるとも伝えている 。

 町田は2022年にJ1の鹿島アントラーズからユニオンSGへ1年半の期限付き移籍だったが、2023年の3月にはわずか100万ユーロ(約1億6,646万円)の移籍金で完全移籍を果たした。

 町田は2024年5月9日のベルギーカップ(クロッキーカップ)決勝の強豪のロイヤル・アントワープ戦(1-0)では決勝点を叩き込み、クラブに110年ぶりの優勝をもたらした 。さらにベルギー1部リーグを制した2024/25シーズンは、全コンペティションで48試合に出場し、チームの90年ぶりのリーグ制覇に貢献し名実ともに中心選手として活躍した。

 町田とユニオンSGとの契約は2026年6月末までとなっており、クラブが移籍金を得られる今夏の移籍は確実視されている。移籍情報サイト『Transfermarkt』による町田の市場価値は1,100万ユーロ(約18億円)と評価されている 。

 SNS上では「サムライブルーの次世代DFがブンデスに?」とポルトガル語による投稿もあり、世界的な関心が寄せられている。同時に「DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)やDF板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)より優れた選手」との評価もあり、ホッフェンハイムにとって町田は非常に魅力的な補強候補として注目を浴びているようだ。