元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』を更新。12日の試合で走塁ミスをした阪神タイガース・佐藤輝明に苦言を呈した。

■西武対阪神戦を解説

田尾氏が12日に行われた埼玉西武ライオンズ対阪神タイガース戦を解説した今回の動画。

試合は初回に阪神が先制するも、西武が逆転し、試合を優位に進める。阪神は8回1アウト満塁のチャンスを迎えるが、1塁ランナーの佐藤が牽制に引っかかり、アウトに。結局ライオンズが逃げ切り、同一カード3連勝した。

佐藤が引っかかったプレーは、事前にサインを出したうえで、1塁走者の後ろにいたファーストが1塁に入り、それを見た捕手が構えたミットで投手に伝達し、素早く牽制を投げるもの。一般的に「ピックオフ」と呼ばれるもので、比較的ポピュラーなサインプレーだった。

■佐藤のプレーに苦言

田尾氏はこのプレーを解説したうえで、「佐藤輝明がまんまと引っかかってタッチアウト。このアウトで僕はゲームが終わったなと思いましたね」と解説。

続けて「やっぱり佐藤の1塁でのタッチアウトは、これはちょっと寂しいアウトだったなと思います。 野球はいろんなことがありますけれども、やはりこういうことも事前に考えられる選手になってもらいたい」と佐藤に苦言を呈す。

さらに「アウトにならなくても点にならなかったかもしれません。けれども、やはりこういうアウトがあると、もう流れが終わっちゃうんですよね 」と語っていた。

■西武に3連敗

阪神は5月から6月にかけて勝ち星を重ね、交流戦も8日終了時点で5勝1敗と好調だったが、西武に3連敗。とくに投手陣が終盤、痛いところで打ち込まれるシーンが目立った。

しかし12日はセ・リーグ球団が5敗1位引き分けで、2位DeNAとのゲーム差はキープ。交流戦も5勝4敗と2位につけており、「交流戦優勝」の可能性も十分に残されている。

今後阪神は東北楽天ゴールデンイーグルス、千葉ロッテマリーンズ、福岡ソフトバンクホークスと戦う予定だ。