元東映フライヤーズ、南海ホークス、阪神タイガースの江本孟紀氏が自身のYouTubeチャンネル『エモやんの、人生ふらーりツマミグイ』を更新。最近のプロ野球で、3割バッターが減っている理由を語った。

■江本氏と福本氏がトーク

江本氏と元阪急ブレーブスの福本豊氏がトークをした今回の動画。そのなかで福本氏から、現役時代に小柄ながら208本のホームランを放ち、野村克也氏から称賛されたエピソードが語られる。

同氏は野村氏から「ホームランバッターやな」と声をかけられたことを明かし、「芯に当たれば行きますねん。カーンと行くんやがな。振ってもいいけど、芯に当たらんかったらあかんで」と解説。

これには江本氏も納得したようで、「今は勘違いしている。筋肉をつけたら飛ぶと思っている、間違いや、あれは。基本は足腰を鍛えて」と提言。福本氏も「それで状態が良くなってくるねん」と力説した。

■現代のプロ野球選手に苦言

現代のプロ野球選手が「走り込みをしない」と指摘する江本氏は「今の選手はブヨってるのが多いよね。昔の人に共通していたのは、そんな筋肉マンはいなかった。みんな手首が強いとか、技術的に理にかなっている」と厳しく指摘。

さらに「昔の写真を見たら、みんな同じだもん、そういうところは。今の選手は手が上がっているから、そんなもん打てるわけないよ」と持論を展開した。

■打てない理由は?

福本氏も「今の選手は高めの真っ直ぐの空振りが多いでしょ。困ったら高めに投げていたら、ポーンと上がるんや」とコメント。また、「良い投手は甘いボールはけーへん。来たら仕留めないと。甘いボールをファールしているようではあかんねん」と語った。

江本氏は「最近、欠点がみんな同じになっていて、だから全体に3割バッターが少なくっているのは、そういうことなんですよ。今年も増えないな」と指摘。

そして「この人は世界の盗塁王だけど、盗塁というのは塁に出ないとできないんだよ。だからどんなことをしてもヒットを打つか、フォアボールを取る」と福本氏の実績を称賛していた。