
元柏レイソル所属選手のケニア代表FWマイケル・オルンガは、2024/25シーズン限りでカタール1部アル・ドゥハイルSCを退団。一時、浦和レッズからの関心が報じられたが、6月中旬になって移籍先候補は絞られている模様。Jリーグ移籍の可能性は低いという。
オルンガの去就を巡っては、ケニア関連のサッカー事情に詳しいスポーツコンサルタントであるオレ・テヤ氏が、5月30日にJリーグ再挑戦の可能性、浦和からの関心を報道。しかし、浦和は6月10日までの特別登録期間で外国籍選手を獲得することはなかった。
一方で中東メディア『alarab』は6月5日、UAE1部アル・アラビSCからの関心を伝えているが、「交渉は難航」と移籍破談の可能性もあわせて報道。これによると、オルンガのもとには中東や欧州からオファーが殺到しているとのこと。Jリーグクラブからのオファーの有無には触れていなかった。
欧州移籍の可能性も考えられるところだったが、『alarab』は13日になって「オルンガはアル・アラビSC加入間近」とリポート。記事では「アル・アラビSCにとって、オルンガは非常に魅力的かつ強力な契約」とケニア代表ストライカ-の能力の高さを評価しているが、依然としてオファーの内容等は報じていない。
現在31歳のオルンガは、2018年8月から2シーズン半にわたり柏に在籍。絶対的ストライカーとして、J1昇格に貢献したほか、2020シーズンにはJ1リーグ戦で28ゴールを挙げ、J1リーグ得点王とJリーグMVPのタイトルを獲得。2019年のJ2最終節で京都サンガから8ゴールを奪ったことは記憶に新しい。
そして2020シーズン終了後、柏からアル・ドゥハイルSCへ移籍した後も、持ち前の決定力を発揮。2021/22シーズン、2022/23シーズンと2年続けてカタール1部の得点王に輝くなど、在籍4年半で通算130ゴールをマーク。2023年2月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で、日本代表DF谷口彰悟とマッチアップしたことは、日本のサッカーファンの反響を呼んでいた。