
FC東京から海外挑戦を果たしたU23日本代表MF松木玖生は、トルコ1部ギョズテペSKを期限付き移籍満了により退団。DF菅原由勢擁するサウサンプトンへ復帰する可能性がある一方で、ブンデスリーガ移籍が取りざたされている。
松木は2024年夏にFC東京からサウサンプトンへ完全移籍。イギリスの労働許可証の関係で、サウサンプトンからギョズテペSKへ期限付き移籍しているが、海外挑戦1年目の2024/25シーズンはトルコ1部リーグ戦28試合の出場で2ゴール4アシストと結果を残している。
そんな松木の去就を巡っては、トルコメディア『Yeni Asir』が2025年3月、ブンデスリーガ所属のホッフェンハイムとアウクスブルクが選手サイドにコンタクトを取っている可能性を報道。サウサンプトンの公式サイトで6月9日に公開された残留予定選手リストに松木の名前があるほか、ギョズテペSK退団が6月13日に正式決定している。
サウサンプトンの2025年夏のプレシーズントレーニングに参加する予定とみられているが、日本人選手の去就に詳しいジャーナリストのダニーロ氏は13日に「松木はサウサンプトンを退団する可能性がある」とリポート。「複数のブンデスリーガ所属クラブが彼に関心を寄せている」と伝えていることから、引き続きホッフェンハイムやアウクスブルク等が関心を寄せている可能性があるとみられる。
松木がブンデスリーガ所属クラブへ完全移籍するとなれば、古巣のFC東京や青森山田高校には連帯貢献金が支払われる。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、FC東京の受け取る連帯貢献金は移籍金の2%に。青森山田高校へ支払われる連帯貢献金は移籍金の3%にのぼるという。ただ同選手とサウサンプトンの契約が2028年6月まで残っているだけに、期限付き移籍の可能性も考えられる。