
J1最下位の横浜F・マリノスに所属するトーゴ代表MFジャン・クルードには、中国1部の上海海港へ移籍する可能性が報じられていたが、ここに来て欧州移籍に向かっているという。
クルードの去就を巡っては、中国メディア『捜狐』が6月1日に「上海海港はブラジル人FWグスタヴォを放出して、AFCチャンピオンズリーグエリートでの経験が豊富なクルードを迎え入れる予定」とリポート。中国国内では5月にも上海海港移籍の可能性が報じられているが、正式オファーや交渉の有無は明らかになっていない。
そんななか、スペイン『Relevo』のマッテオ・モレット氏は6月13日に「横浜FM所属のクルードはイングランド2部スウォンジー・シティ移籍に迫っている」と伝えている。スウォンジーは2010/11シーズンにプレミアリーグ昇格を果たすと、2012/13シーズンにはリーグカップを制覇。2017/18シーズンの降格以降はイングランド2部リーグでの戦いが続いており、2024/25シーズンは11位に終わっている。
現在21歳のクルードは、2024年7月に横浜FMへ移籍。来日1年目はJ1リーグ戦で3試合の出場にとどまったが、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25シーズンでは6試合に出場。2025シーズンのJ1リーグ戦では、ここまで8試合でピッチに立っているだけに、横浜FMにとって必要不可欠な戦力だ。
スウォンジーへ移籍するとなれば、日本代表FW大橋祐紀(ブラックバーン)やかつて横浜FMに在籍していたMF岩田智輝(バーミンガム)など、日本人選手との直接対決が実現する可能性も考えられる。