
J1の浦和レッズが、6月15日にアメリカで開幕するFIFAクラブワールドカップ(CWC)2025に出場する。浦和はグループEに入っており、セリエAのインテル、アルゼンチン1部のリーベル・プレート、メキシコ1部のモンテレイとグループリーグで対戦する。
日本から唯一の出場クラブとなる浦和には、約5,000人を超えるサポーターが現地で声援を送る見通しだと、フランスの国際ニュースメディア『FRANCE 24』が6月10日に報じている。同メディアは、浦和のユニフォームが赤いシャツ、白いパンツ、黒いソックスで構成されており、その配色がプレミアリーグの名門クラブ、マンチェスター・ユナイテッドとよく似ていると伝えている。また、クラブのルーツが三菱の企業チームにあり、当時は「三菱浦和フットボールクラブ(MUFC)」という名称だったことにも触れ、プレミアリーグの名門と偶然のつながりがあると紹介された。
同報道には浦和の選手コメントも掲載されており、DFマリウス・ホイブラーテンは「まだ未知な部分はあるけど、クラブW杯で強豪と戦えるのはいい経験だし、モチベーションになる」と語った。さらにGK西川周作も「この大会は世界中から注目されるし、自分たちにとっても大きな意味がある」と述べ、意気込みを示している。
また同記事では、浦和の熱いサポータにも触れており、2014年に起きた横断幕の問題や昨2024シーズンの国内カップ戦でのフェンス破壊行為といった過去の問題にも言及している。一方で、そうした行動が誤解されていると語る浦和サポーターの声も取り上げている。
浦和はこれまでにAFCチャンピオンズリーグを3度制し、CWCには今回が4度目の出場となる。前回の2023年大会では準決勝に進出したものの、プレミアリーグのマンチェスター・シティに0-3で敗れている。現在も浦和の指揮を執るのは、当時と同じマチェイ・スコルジャ監督だ。