前田大然 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属する日本代表FW前田大然が今夏の移籍市場で高い注目を集めている。2024/25シーズン全コンペティションで51試合に出場し33ゴールという驚異的な数字を残した前田に対し、プレミアリーグの複数クラブが獲得に向けた関心を示している状況だ。

 スコットランドのメディア『67 Hail Hail』が6月13日に伝えたところによると、移籍専門記者グレーム・ベイリー氏の話として、前田が現在プレミアリーグのブレントフォードの獲得候補リストに名前が挙がっているという。

 さらに同リーグのトッテナム・ホットスパーも前田を監視しており、アンジェ・ポステコグルー監督の解任後も関心を維持しているようだ。さらにベイリー氏は「前田を見ているチームは非常に多いが、まだ引き金を引いていない」とも語っており、前田のプレミアリーグでの需要の高さを強調した。

 トルコ1部のフェネルバフチェも前田を獲得候補のリストに入れたと伝えられているが、セルティックが売却に応じるには少なくとも2500万ポンド(約48億7,755万円)が必要との見方も示されている。また、サウジアラビアのクラブからも問い合わせがあったとのことだ。

 前田は2024/25シーズンにおけるセルティックの年間最優秀選手賞を受賞し、その他数多くの個人賞も獲得した。また、ベイリー氏によると、前田は同僚のFWニコラス・キューンよりも移籍する可能性が高いが、セルティックは両選手を同時に手放すつもりはないという。