
アトレティコ・マドリード(スペイン1部)はクラブ記録となる公式戦15連勝を達成するなど、2024年終了時にラ・リーガで首位に位置。しかし、その後は失速していき、最終的に今季も3位でフィニッシュした。
今夏に開催されるクラブW杯に参戦するためにすでにアメリカ入りしているアトレティコだが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、ミラン(イタリア1部)に所属するフランス代表DFテオ・エルナンデス(27)の獲得に近づいているようだ。
左サイドバックの補強を画策しているアトレティコはテオの獲得に向けて移籍金1500万ユーロ(約24億9,000万円)のオファーを提示したが、これはミランに拒否されていたという。しかし、現在は移籍金2000万ユーロ(約33億2,000万円)をベースに交渉を進めており、ミランとのクラブ間合意は近づいているという。
アトレティコの下部組織で育ったテオは2017年夏に”禁断の移籍”でレアル・マドリード(スペイン1部)へ移籍すると、2019年夏からミランでプレー。抜群の攻撃力を武器に今季もセリエA33試合で4ゴール3アシストを記録していた。
しかし、来夏に契約満了となるミランとの契約延長交渉は難航しており、アル・ヒラル(サウジアラビア1部)からの高額オファーも舞い込んでいたが、これを拒否。1度クラブを離れてその宿敵に移籍したフランス代表DFだが、どのような結末を迎えるのだろうか。