
日本代表MF田中碧はリーズ・ユナイテッドの主力選手としてプレミアリーグ昇格に貢献。2025年夏の残留が予想される一方、移籍の可能性もあるという。
現在26歳の田中は、川崎フロンターレやフォルトゥナ・デュッセルドルフ等を経て、2024年夏にリーズへ加入。イングランド挑戦1年目の2024/25シーズンに、2部戦43試合の出場で5ゴール2アシストと結果を残し、チーム内外で称賛を浴びていた。
リーズとの契約を2028年6月30日まで残している田中だが、『リーズ・ユナイテッド・ニュース』が「田中はプレミアリーグでフィジカル面での耐性など、あらゆることが試される」と報じるなど、現地ではプレミアリーグへの適応を疑問視する意見が相次いでいる。
そんななか、現地メディア『MOTリーズニュース』は6月12日、リーズ所属選手の去就を特集。「ジュニオール・フィルポ、田中、ジョエル・ピロエについては、リーズでの将来に疑問符がつく」と複数選手が退団する可能性を報道。「彼らが留まるためには、資金的な余裕があれば良い」と、残留の条件もあわせて伝えている。
なお、田中の去就については、イングランド代表OBのイアン・ライト氏は5月27日、海外メディア『オプタス・スポーツ』の番組に出演した際に「もし彼がプレミアリーグでも今シーズンのようなプレーをすれば、(リーズでのプレーは)長くは続かないだろう」と、将来的なステップアップ移籍を予想していた。現時点では移籍先候補や正式オファー、交渉の有無も報じられていないだけに、今夏残留の可能性もあるとみられる。