一方で、患者側にもできることがあります。
日記やスマートフォンのアプリを活用して、痛みの強さや疲労感、眠れなかった日などの症状を記録し、それを診療時に提示することで、医師との対話がスムーズになります。
また、セカンドオピニオンを恐れず、必要であれば他の医師の意見を聞く姿勢も重要です。
さらに、同じ経験をした人たちとつながるために、患者会やサポート団体に参加することも、心理的支えとなります。
医療ガスライティングという言葉は、重く感じられるかもしれません。
しかし、この言葉が生まれ、学術的に研究されるようになったことは、まさに今苦しんでいる患者たちの「つらさ」が無視されるべきでないと認められた証です。
「何も異常はない」と言われても、「それでも苦しいんです」と言っていいのです。
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参考文献
When doctors dismiss symptoms, patients suffer long-term harm
https://newatlas.com/health-wellbeing/medical-gaslighting-symptom-invalidation-harm/
When Doctors Dismiss Symptoms, Patients Suffer Lasting Harm
https://www.rutgers.edu/news/when-doctors-dismiss-symptoms-patients-suffer-lasting-harm
元論文
Ignored, Dismissed, and Minimized: Understanding the Harmful Consequences of Invalidation in Health Care—A Systematic Meta-Synthesis of Qualitative Research
https://doi.org/10.1037/bul0000473