
ブラジル人FWヴェリック・ポポは2025年6月、ブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノから同国2部クリシューマECへの期限付き移籍を打ち切り、ファジアーノ岡山へ期限付き移籍により加入。クリシューマECでは、ポポをはじめとする退団選手や新加入選手が相次いでいる。
ブラジル『sulinfoco』が6月11日に伝えたところによると、クリシューマECは2025年1月3日から6月10日の間に、28選手を獲得した一方で、11選手を放出。FIFAクラブワールドカップ開催に伴う特別登録期間(6月1日から10日まで)では、4選手を迎え入れただけに、記事では「ブラジルの移籍市場で最も活発に動いたクラブの一つとなった」と綴られている。
クリシューマECは2024シーズンの1部リーグで18位に終わると、2025シーズンの2部リーグでも15位に低迷。2025年1月から指揮を執っていた元清水エスパルス監督のゼ・リカルド氏は、成績不振により5月5日で解任されている。
一方、ECジュベントゥージでDFダニーロ・ボザ(現浦和レッズ)とチームメイトだったポポは、2024シーズン前半戦でブラジル1部リーグ5試合の途中出場と、出場機会を確保できず。ジュベントゥージ退団後、2024年8月にクリシューマECへ加入したが、2024シーズン後半戦もリーグ戦で出場わずか1試合と厳しい立場に置かれていた。
しかし2部降格に伴い、クリシューマECで退団選手が続出。2025シーズンはブラジル2部リーグ戦6試合のスタメン出場で1ゴール1アシストと結果を残し、レギュラー定着に近づいていた。
なお、ブラジルでは7月10日から9月2日まで移籍ウィンドウが設けられている。クリシューマEC所属選手では、DFマルセロ・エルメスに退団の可能性があると報じられている。2部残留にむけて、同クラブは再び選手の大量入れ替えを行うのだろうか。