11日放送のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で、嵩(北村匠海)を指導する古年兵・馬場(板橋駿谷)の突然の変化に反響が相次いだ。

【公式】合格を祝って…

■嵩が幹部候補生に合格

幹部候補生試験の前夜、徹夜勉強のために厩舎の不寝番を買って出るも居眠りをしてしまった嵩。危うく受験できなくなるところだったが、“変わり者”から頼まれた班長・神野(奥野瑛太)と中隊長・島(横田栄司)の取り計らいで試験を受けることができ、乙幹(乙種幹部候補生)に合格した。

その晩、不寝番の嵩が健太郎(高橋文哉)と厩舎で話していると、馬場と甲田(萩原亮介)がやってくる。

「今日は、寝とらんな」という馬場に「自分は、二度と寝ません!」と緊張して答える嵩。すると目をギロリとさせて嵩に近づいた甲田が一升瓶を差し出し、「乙幹合格、おめでとう」と笑顔を見せる。

続けて馬場も「わしらは、お前ば誇りに思う。おめでとう」と笑顔で言い、甲幹(甲種幹部候補生)に合格した目黒(日高由起刀)を含めて厩舎で祝宴が行われた。

■罠かと思いきや…

小倉連隊に配属された初日、「高知から来たとね。カツオがうまかところやろ?」と笑顔を見せたのも束の間、高知弁で答えた康太(櫻井健人)に「地方語は使うな!」と突然ビンタ。その後も理不尽な暴力シーンが続いていた。

それだけに、不寝番の中で行われた祝宴に「えっ? 呑んだら寝てしまうやんね? 罠?」「明日の朝には『柳井は酒飲んでいた』とチクられなきゃいいけど…」などと視聴者はヒヤヒヤ。

しかしその後、時は進んで2年が経過し、伍長となった嵩が後輩たちの面倒をみる様子が流れた。「優しい先輩になったと見せかけて、嵩を酒に酔わせまた居眠りさせて陥れるんだろうなと思ったけど、普通に2年後になった」と拍子抜けした人は少なくないようだ。

■「ちょっと見直したわ」

「仲良くなれて良かったねぇ…」「なんだよいい奴じゃん」「嵩に仲間が増えて良かったです」などと視聴者が安堵したまさかの展開。

「2人とも、だいぶ殴ってすまんやったなぁ」「もうわしは下ば殴って憂さ晴らしするのはやめるばい!」と謝罪と反省を述べた馬場に「ちょっと見直したわ」との声が上がった。