藤本寛也 写真:Getty Images

 東京ヴェルディ出身のMF藤本寛也は、2024/25シーズン限りでポルトガル1部ジル・ヴィセンテを退団することが決定的に。すでにMF岩田智輝擁するバーミンガム・シティなど複数クラブからの関心が報じられている。

 ポルトガル『mais futebol』は11日に「藤本は5シーズンを終え、間もなくジル・ヴィセンテを離れる」とリポート。「両者は2025年6月までの契約を更新しない。2024/25シーズンなかばの時点で、退団は事実上不可避だった」と、2025年夏のフリー移籍が既定路線だったこともあわせて伝えている。

 現在25歳の藤本は、2020年8月に東京Vからジル・ヴィセンテへ移籍して以降、5シーズンにわたりポルトガルでプレー。2024/25シーズンはリーグ戦30試合の出場で5ゴール5アシストをマーク。ジル・ヴィセンテで通算181試合出場15ゴール22アシストと結果を残した。

 2024年1月に日本代表MF守田英正所属スポルティングCPからの関心が取りざたされた藤本だが、現時点で移籍先は未定である模様。5月にバーミンガムからの関心が報じられたが、英メディア『ギブミースポーツ』は「彼の移籍は負傷のため頓挫」とリポート。2024/25シーズンのポルトガル1部リーグラスト3試合を欠場していただけに、コンディションが気がかりだ。

 なお、藤本は契約満了に伴うジル・ヴィセンテ退団であるだけに、東京Vに連帯貢献金は支払われない。一部でポルトガル1部上位クラブからの関心も報じられている同選手のステップアップが期待される。