FC東京のゴール裏 写真:Getty Images

 FC東京は元浦和レッズ所属選手のDFアレクサンダー・ショルツを獲得する見込みである一方、元U18韓国代表DFペク・インファンを放出する模様。韓国国内クラブへの加入が決定的だという。

 韓国メディア『スポーツ朝鮮』が6月11日に伝えたところによると、韓国2部所属のFC安養へ移籍するとのこと。同選手は現在、2025年9,10月に行われるFIFA U20ワールドカップへの参戦を目標に掲げており、U20韓国代表入りに向けて出場機会の確保をするためのチャンスをうかがっていたという。

 現在19歳のペク・インファンは韓国の高校を卒業後、2024年にFC東京へ加入と同時に、ツエーゲン金沢へ期限付き移籍。来日1年目はJ3リーグで出場機会が無く、公式戦1試合の出場にとどまっていた。そしてFC東京へ復帰して迎えた2025シーズンも、ここまでJ1リーグ戦で一度もピッチに立っていない。

 日本でプレータイムを確保できていない一方で、2025年5月にU20韓国代表候補のトレーニングキャンプメンバーに選出されるなどと、韓国の有望株として知名度を上げているペク・インファン。U20W杯開幕まで残りおよそ3か月となる中、母国クラブでのプレーを決断したとみられる。

 なお、FC東京のサイドバック、ウイングバック要員には、日本代表DF長友佑都やDF白井康介らが控えているが、DFバングーナガンデ佳史扶が長期離脱中。先日、ドイツ2部ハノーファーを退団したDF室屋成の再獲得を公式発表した一方で、DF小川諒也の復帰は実現せず。同選手はベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)から鹿島アントラーズへ移籍している。