
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、依然としてポーランド代表監督候補に挙がっている模様。FIFAクラブワールドカップ開幕を前に、同監督の去就がポーランド国内で話題になっているという。
スコルジャ氏がポーランド代表監督に就任する可能性を巡っては、ポーランド『Kanal Sportowy』が2024年11月に「将来的にポーランドサッカー協会からのオファーを受け入れる可能性がある」とリポート。浦和と同氏の現行契約に、代表チームからのオファーを受け入れることが可能という解除条項が設定されている可能性を指摘していた。
そのポーランド代表は、2024年6月開催のEURO(欧州選手権)でグループステージ敗退。UEFAネーションズリーグでもグループリーグ最下位という結果に終わった。北中米W杯欧州予選では4試合を終えて3勝1敗とまずまずのスタートだが、絶対的ストライカ-であるFWロベルト・レバンドフスキが自身のSNSを通じて「(ミハウ・プロビエシュ)監督への信頼を失った」などと、代表招集を拒否する意向を表明。国内では監督交代論が叫ばれている。
そんな中、ポーランド『Meczyki』はスコルジャ監督の現状を特集。指揮官に近い人物から聞いた話として、「彼にはポーランド代表を率いる可能性が取りざたされているが、本人はその気ではない。浦和の監督として、クラブW杯に向けて集中している」と伝えていることから、2025年夏に浦和を離れる可能性は低いとみられる。
浦和は2025シーズン明治安田J1リーグ前半戦を3位で終了。好調を維持したままアメリカ入りしており、6月18日のクラブW杯グループステージ初戦でアルゼンチンの強豪リーベル・プレートと対戦する。スコルジャ監督は少なくとも同大会後までチームに残るとみられるが、ポーランド代表を取り巻く状況が芳しくないだけに、再び代表監督就任の可能性が現地で報じられるかもしれない。