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東京には無い地方都市の魅力というブログ記事を書きましたが、地方都市が魅力的だとしても、果たして移住するほどの価値があるのだろうかと、最近よく自問しています。
地方に来て感じる東京との大きな違いは、例えば物価です。
コンビニエンスストアではあまり感じませんが、地元のスーパーに入ると、東京都の価格差を実感します。地域にもよりますが、ざっくり東京から比べて2割から3割安い気がします。
また、食材の豊かさにも驚くことが多くあります。東京では手に入らないような珍しい食材が当たり前のように売られていて驚くことがあります(写真)。
特に野菜や山菜などは東京より新鮮で種類も豊富です。
最近は地方に生活していても駅前にはコンビニエンスストアやスタバがあり、商業ビルには東京とほとんど同じブランドが並んでいます。アマゾンを使えばネットで商品を手に入れることもできます。
もはや東京と同じレベルの生活をするのは、それほど難しいことではありません。
問題は、東京に比べて飲食店が少ないことです。
しかし、数は少ないものの地方にも素晴らしいお店がたくさんあります。
東京では味わえないような食材があったり、地方なら独自の調理法でお料理を提供する魅力的なお店は少なくありません。
東京のお店に行きたければ、地方からでも飛行機や新幹線を使えば数時間で出られます。東京で過ごすまとまった時間を作れば、その時に東京の飲食店巡りをすれば良いのです。
何と言っても地方が良いのは人が少なく、どこに行っても混んでいないことです。人混みが苦手な私にとって人口密度が低い事は快適な環境といえます。
色々考えると、東京より地方都市の方が豊かに暮らせる気がしてきました。
東京には魅力的な仕事がたくさんあるから、東京で生活せざるを得ないという人もいると思います。
逆に言えば仕事をしなくても良いなら東京に住む必要はありません。