
2025年夏の移籍市場でブンデスリーガの王者バイエルン・ミュンヘンに所属する韓国代表DFキム・ミンジェが、プレミアリーグ複数クラブに売り込まれていると報じられており、その中には日本代表MF遠藤航が所属するリバプールの名前も含まれているようだ。
UKメディアの『Anfield Index』は6月10日に同国メディア『TBR Football』の報道を引用する形で、キムはリバプールとマンチェスター・ユナイテッドに加え、チェルシー、トッテナム・ホットスパーにも売り込まれているという。28歳のキムは、バイエルンでの2024/25シーズンのブンデスリーガ制覇に貢献した後、クラブの内部再編に伴い放出候補と噂が絶えない。
リバプールはイングランド代表DFジョー・ゴメスの負傷歴、若手DFジャレル・クアンサーの経験不足、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのピーク終了が懸念されており、守備強化が必要とされている。同報道では、キムがリバプールでDFイブラヒマ・コナテと先発を争える即戦力であると評価しており、クラブにとって有力な補強候補と位置づけている。
セリエAのナポリでのリーグ優勝(2022/23)にバイエルンでのブンデスリーガ制覇と実績を残しているキムは、フィジカルの強さと戦術理解度の高さを兼ね備えており、プレミアリーグにも適応できるとみられている。また、キム自身もプレミアリーグ移籍に前向きとされ、クラブ側が本格的に動けば個人条件の交渉は大きな障害とはならない見通しだ。
なお、同報道によるとニューカッスル・ユナイテッドもキムに関心を示し高評価をしていることから、今後プレミアリーグのクラブ間での争奪戦に発展する可能性も予想されている。