フィッシング詐欺被害に遭ったことを明かした、お笑いコンビ・たんぽぽの川村エミコさん。彼女がカード情報を抜き取られてしまった“原因”が注目を集めました。
■カード会社からの連絡で被害発覚
今月6日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)にて、川村さんは「突然カード会社から電話があって、『同じ白い靴を12足買いましたか?』と聞かれて、それが結局詐欺だったんです」と告白。
すぐカードを止めてもらったものの、誰かにカードを不正利用されてしまいました。
番組司会のバナナマン・設楽統さんが「どこかでその情報が抜き取られてたってこと?」と尋ねると、「そうなんです、(原因も)分かりました。それは、私がカード番号を入れてしまってたんです」と、川村さん。
■カード情報を「入力させられていた」
通販サイトを装ったサイトから、メールで「“引き落とされません”って言われて、引き落とされないのは困ると思って、カード番号を入れたら…」「そしたら『無効です』って言われて、もう1枚のカードも入れちゃって…」と、川村さんは入力してしまったといいます。
巧妙な手口に、設楽さんも「本当に生活の中に入ってきてるから、自分で詐欺に遭わないように対策取らないと」とこぼしました。
■すでに引っかかっているかも?
番組に出演した、詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリストの多田文明さんは、「川村さんのケースもそうですけど、皆さんネットで買い物をするので、そういうところに色んな詐欺が潜んでいる可能性がある」と指摘。
Sirabee編集部が以前、全国の10〜60代の男女1,000名を対象に行った調査でも、全体で49.6%が「ネット通販を頻繁に利用している」と回答していました。

手口も巧妙化しており、多田さんによると「大丈夫と思っている人は、すでに引っかかっているかも」といいます。
■必要以上にカード持たないことも大切
多田さんは対策として「必要以上に、複数枚カードを持たない」「毎月のカード明細を必ず確認する」ことが重要だと話していました。
昨今では、自分では防ぎようのない手口も存在するため、被害に遭った人を“騙されたあなたが悪い”と責めてしまうのも考えものです。
警戒心を持つことに加えて、家族や友人、パートナーなど身近な人とお互いに相談しやすい環境を作っておくことも大切かもしれませんね。
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2023年7月18日~2023年7月21日調査対象:全国10代~60代の男女1,000名