10日放送の『あさイチ』(NHK)では、食パンが“お米代わり”にもなる、しっとりふわふわ食感になる調理方法について紹介した。

■食パンを「焼かない」食べ方

食パンはトースターで焼いて食べるのが一般的だが、じつはお米の代わりに、味が濃い中華料理などにも合わせられる方法が。

フードコーディネーターのナガタユイ氏によると、味が濃い中華料理などのおかずに合わせるのに最適なのが、食パンを「蒸す」こと。

4枚切りのパンを半分にカットし、なかに切り込みを入れてポケット状にして、せいろに入れて1分蒸す。せいろがない場合には、フライパン用の蒸し器などでも蒸すことができる。イメージとしては中国の具なしの蒸しパン「饅頭(マントウ)」に近いという。

4枚切りのパンがない場合は、8枚切りのパンを使って挟むとよい。

■中華と「すごい相性いい」

蒸し食パンについて、ナガタ氏は「しっとりふわふわになるので、トーストとは全然違う食感で、合わせる食材も変わってきます」と説明する。

チンジャオロースや酢豚、エビチリなどほとんどの中華料理と合うため、スタジオでもさっそく蒸し食パンに麻婆ナスを入れて試食。

博多華丸は「横浜!」と中華街を思い出した様子。戸田菜穂も「ちょっと肉まんみたいな雰囲気」と話す。

サバンナ・高橋茂雄は「おいしいですね。中華の濃い味付けと、あっさりした食パンがすごい相性いい」と絶賛した。

■和食もサンドに

中華料理以外にも、たとえば余った肉じゃがなどの和食も食パンに合わせられる。その場合、マヨネーズを入れて混ぜることで洋風になり、パンにも合うようになるとのこと。

肉じゃがにマヨネーズを混ぜたものを挟むと、「ポテトサラダサンド」に。さらに、ひじきの煮物やきんぴらごぼうなども合う。ナガタ氏は「マヨネーズを合わせれば、どんな食材もサラダになるので、サラダと思うとパンに合いますよね」と語った。ちなみに、和食のサンドには蒸さない普通の食パンでよいという。

視聴者からは、「食パンにバターを塗らずにそのままおかずを挟んでいいんですか?」との質問が。ナガタ氏は「パンにまずマヨネーズを塗って、具を挟んでいます。サンドイッチを作るときの基本で、パンに何かを塗らないといけない。そうじゃないと具がくっつかないですし、味のなじみも良くない。基本はバターなんですけど、今回の場合はマヨネーズのほうがマッチします」と解説。

ポケット状にする蒸し食パンの場合には、「ポケットにしているので何も塗らずに中華をそのまま入れています」とのことだ。