
セレッソ大阪在籍歴のある元U23韓国代表GKヤン・ハンビンは、2025シーズン途中でサガン鳥栖から韓国2部・城南FCへ完全移籍。母国復帰後、Jリーグでの経験に言及している。
現在33歳のヤン・ハンビンは、かつて2013年に城南FCでプレー。2014年から9シーズンにわたりFCソウルに在籍した後、2022シーズン終了後にC大阪へ移籍。来日1年目はJ1リーグ戦で13試合の出場も、2024シーズンはGKキム・ジンヒョンらからポジションを奪えず、リーグ戦で出番がなかった。
出場機会を求めて2024シーズン終了後に鳥栖へ完全移籍したが、2025シーズンは開幕からリーグ戦4試合続けてフル出場も、チームは1分3敗。4試合で7失点と結果を残せず、第5節のRB大宮アルディージャ戦以降はGK泉森涼太に正守護神の座を明け渡していた。
C大阪、鳥栖でプレータイムを確保できず、わずか2年半で韓国へ戻ったヤン・ハンビン。同国メディア『ベストイレブン』で6月10日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は「日本でプレーできない時も、現地で学んだことはある。結果としてJリーグ挑戦は失敗だったと思うが、日本での経験を韓国でどう活かすかが大事だと思う。日本での失敗が失敗にならないこともある」と、Jリーグでの経験を前向きに捉えている模様。日本で経験したことの内容をこう語っている。
「サッカーのスタイルが違うので、戦術の違いなど、韓国では経験しなかったことを経験した。外国人選手としての生活は全然違った。コミュニケーションが完璧ではないので、難しいこともあった。日本での生活は簡単ではなかったし、壁があるように感じた。もっとうまく適応できればよかったと思っている。韓国に戻ってから、外国人選手に対してもっとうまく接する必要があると思っている」