
スタッド・ランスで日本代表FW中村敬斗やDF関根大輝らとチームメイトであるMF伊東純也は現在、日本で休養中。クラブの2部降格により、2025年夏の移籍が必至とみられるが、FIFAクラブワールドカップ出場クラブのブラジル1部ボタフォゴFRへ加入との噂が飛び交っている。
本田圭佑の古巣であるボタフォゴFRへ移籍する可能性は、ブラジル『fogao do meu coracao』が6月7日に報道。記事では「問い合わせを行っている」と綴られているが、正式オファーや交渉の有無には触れていない。くわえてフランスの一部メディアは、アメリカの実業家ジョン・テクストル氏がオリンピック・リヨンとボタフォゴFRの経営権を有していることを強調した上で、ボタフォゴFRへの完全移籍後にリヨンへ期限付き移籍させる可能性を伝えていた。
すると、ブラジル人ジャーナリストのフェリペ・アウベス氏は6月10日に「伊東のボタフォゴFR移籍は本日発表される予定」とリポート。突如、日本人アタッカーの南米移籍が正式決定した可能性を伝えているが、この報道内容は選手本人の行動と矛盾する。
伊東は6月11日までに自身のインスタグラムを更新。黒ぶちメガネをかけてソファに腰掛けながら、読書をする自身の様子をアップした上で「少しゆっくりします」と投稿。束の間のオフを休息に充てることを明かしている。日本に滞在しているとみられるだけに、アウベス記者の報道内容が事実でない可能性は極めて高いと考えられる。
なお伊東の去就を巡っては、日本サッカーの情報に精通しているジャーナリストのダニーロ氏が6日、Jリーグ復帰や町田ゼルビア移籍、それにプレミアリーグ挑戦の可能性を報じていた。ランスとの契約が残り1年であるだけに、移籍金は幾分安いとみられる一方、32歳という年齢により移籍先の選択肢が限られるかもしれない。