小杉啓太 写真:Getty Images

 湘南ベルマーレ下部組織出身のU20日本代表DF小杉啓太には、スウェーデン1部ユールゴーデンIFからステップアップ移籍の可能性が取りざたされている。すでにパリ・サンジェルマン(PSG)や日本代表FW前田大然、MF旗手怜央擁するセルティックが移籍先候補に挙がっているが、10クラブが関心を寄せているという。

 スウェーデンメディア『Sportbladet』は5月末の時点でPSG、アタランタ、ベンフィカ、セルティックからの関心を報じていたが、オランダメディア『サッカーニュース』は6月はじめに日本代表FW上田綺世が所属するオランダ1部フェイエノールト、DF毎熊晟矢擁するAZアルクマールの獲得候補入りを報じていた。

 くわえて海外メディア『アザーミニッツ』は8日にサンダーランドからの関心を報道。『サンダーランドエコー』はニューカッスル・ユナイテッドの争奪戦参戦を伝えているほか、一部ではノッティンガム・フォレスト移籍の可能性も取りざたされている。

 さらに『Sportbladet』は6月10日になってリーグアン所属ニースからの関心も報道。他クラブと同じく、ユールゴーデンIFの公式戦でスカウトを派遣するなど、日本人サイドバックの獲得へ本格的な動きを見せているという。

 小杉は2024年3月に湘南ベルマーレの下部組織からユールゴーデンへ移籍。同年9月から左サイドバックでレギュラーに定着しており、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグでも目覚ましいパフォーマンスを披露。現行の契約期間は2027シーズン終了後までとなっている。

 なお、小杉本人は5月末、『Sportbladet』のインタビューで「具体的なオファーがあったわけではないので、何とも言えない。様々なクラブから関心を寄せられているのは事実だし、そのことに感謝している」とコメント。「移籍期間は8月までであり、まだ3か月もある。何が起こるか分からない」と、移籍の可能性を匂わせている。