
オランダ1部フェイエノールトがストライカーの補強に向けて再び動き出したことで、同クラブに所属する日本代表FW上田綺世の去就に影響が出る可能性があるようだ。
6月9日にオランダメディア『FootballTransfers』が同国メディア『1908.nl』の報道を引用する形で、フェイエノールトがMF松木玖生も所属するトルコ1部のギョズテペのブラジル人FWホムル・カルドーソの獲得に向けて新たなオファーを提示したと報じた。
ホムルはトルコ国内メディアで同国1部のガラタサライやベシクタシュ、ブンデスリーガのRBライプツィヒ、ベルギー1部のアンデルレヒト、オランダ1部のアヤックス・アムステルダムへの移籍の可能性が度々報じられていた。しかし、現在動きを見せているのはフェイエノールトのみとのことだ。
一方、上田はこれまでのフェイエノールトの2シーズンで全コンペティション68試合の出場機会を与えられ14ゴールを記録している。しかし、クラブは上田にさらなる結果を求めていたと伝えられており、同選手に対して魅力的なオファーが届けば放出を検討する構えのようだ。
上田とクラブとの契約は2028年6月30日まで残っており、推定移籍金は910万ユーロ(約14億7千万円)とされている。
1月にもフェイエノールトはホムルの獲得を狙っていたが、移籍は実現せずギョズテペに残留していた。今回のオファーは金額こそ非公表だが、フェイエノールトがこれまでストライカーに支払った額としては史上最高額に達する可能性があるという。
なお、フェイエノールトが現在までにストライカー獲得に費やした最高額は、上田獲得の際にベルギー1部のサークル・ブルッヘに支払われた800万ユーロ(約13億2,105万円)超とされている。